車両クラスの加減点について
車自体の購入価格やボディサイズ、排気量など日本国内で使用されている車の種類は多数あります。
車の査定において、加減した点数を修理でかかった費用の差額などを調整するために、定められている車のそれぞれのクラスの係数をかけ、査定後にその調整した金額を車両の基本価格に加減をしています。
国産自動車は8つのクラスに分けられ、査定が実施される車のクラスにより、係数をかけて加減する点数を決めています。
軽クラスから2つ上の排気量が1800cc前後のクラスを3クラスに設定し、その3クラスが基準となる係数1.0に定められています。
3クラス(国産車の基準)
国産自動車の車両クラス(軽自動車込み)は上記にも記載しましたが排気量1800cc前後の車が係数1.0と決められて基準になっています。
この車両クラスについてはおよそ40年近く前に定められた「中古自動車査定制度」が基になっており、改正時に加えられている点はあるものの根本的には変わってません。
査定士自身も修理時の価格などが実状価格との開きが大きすぎないかを注意して見ています。
- 【トヨタ】プリウス、ノア、アイシスなど
- 【ホンダ】ストリーム、ステップワゴン、CR-Zなど
- 【日産】セレナ、エクストレイルなど
- 【マツダ】アクセラ、アテンザ、プレマシーなど
- 【三菱】アウトランダー、ギャランなど
- 【スバル】レガシー、インプレッサ、エクシーガなど
- 【スズキ】ランディなど
各クラスの代表的な車両
- 【軽クラス 係数0.7】ワゴンR、アルト、タント、N-BOX、ルークスなど
- 【4クラス 係数0.8】アクア、ノート、フィット、デミオ、カローラなど
- 【3クラス 係数1.0】プリウス、セレナ、ステップワゴンなど
- 【2クラス 係数1.2】スカイライン、マークX、オデッセイなど
- 【1クラス 係数1.4】クラウン、エルグランド、アルファード、フーガなど
- 【特Aクラス 係数1.5】レクサスGSなど
- 【特Bクラス 係数1.8】レクサスLS460など
- 【特Cクラス 係数2.2】レクサスLS600、スカイラインGT-Rなど
上記の様にクラスが上がっていくと係数も比例して上がっていきます。
車の金額ほど係数には差がありません。つまりは高価な車の加減点は比較的に小さく評価されているということになります。
そのため、査定を行う側は実勢に合った査定を行い、評価にズレが生じないようにしなければなりません。
査定士の方に査定をしてもらっている際に、車両クラスや加減点について聞いてみることによりより詳しい査定内容を知ることができるかもしれないので知っておいた方が良い知識といえるでしょう。